目次
『足助城址』で戦国時代を感じましょう。
今回訪れたのは、『足助城址』、愛知県豊田市にある紅葉の名所でお馴染みの香嵐渓のすぐ近くに有る城址です。
なお、櫓に火縄銃が飾られていたので、ポルトガルから伝来した旨の字幕を入れた所、ポルトガルの方から歴史についての熱ーいコメントを頂きました。
(*^^*)アリガトウ
城と言えば、姫路城の様に、天守閣と石垣を備える近世の城郭か、土塁や切取の跡だけが残っていて、「ただの山じゃん」と思えるような中世の城跡が真っ先に思い付くのですが、足助城は中世の山城を忠実に再現た城址です。
柵は木と縄で作られ、建物は木と土壁、石、戦国時代にタイムスリップした感覚を味わうことが出来ます。
城門までは駐輪場から徒歩1分、山城跡にありがちな、「山道を登らないとたどり着けない」、なんてこともありません。
途中の国道153号や420号も景色の良い快走路、戦国時代好きのライダーなら、外すことの出来ないツーリングスポットですよ。
国道420号の快走路で足助城へ
足助城で戦国時代の雰囲気を
駐輪場のすぐ横で入城料金(大人300円)を支払って登城開始です。トイレは入口にしかありませんので済ませておきましょう。
↑↑↑の写真は城門から数十メートルの所で撮影しました。
時代が時代なら、私の様な不審者(笑)が立ち入ったら、上に見える櫓の見張りに見つかって、曲輪から矢を射かけられたでしょうwww
なお、斜面が階段状に補強?されているようですが、これは安全の為の補強で、戦国時代当時は段差のない斜面でしたよね?たぶん・・・
段が有ると、敵兵が登る手助けになりますし、もしも大きな盾を並べられたら、ちょっとした拠点を作られてしまいますもんね。(あくまで個人的な予測です)
戦国時代も木が植えられていたのかな?
順路に従って進むと数分で西の丸に出ます。木の柵に囲まれた、小さな曲輪です。
周りには大きな木が植わっています。自然を感じることが出来るので散策するには良いのですが、戦だと邪魔ですよねwww
矢を射るのに邪魔ですし、敵兵が木を盾にしたり、上る際の手掛かりにしたり等など、デメリットの方が大きそうです。冬なら火攻めとかもありそう。
当時は戦が始まりそうだと、切り倒して薪にしてたのかな?
城郭には罠が沢山
西の丸から斜面に作られた細い道を進むと南の丸です。
しかし、城の最重要拠点である本丸に行くには、門の手前を左に曲がって上に上る(写真参照)のが正解ルートなんですよ。
もし目の前にある門に釣られて、南の丸に突入してしまったら、先は行き止まりで、上の見張り台から、雨あられの如く矢を射かけられてしまいますね。
更に慌てて戻ろうとしても、門が有る場所は、本丸に向かう味方が殺到している曲がり角で大渋滞でしょうから、戻るに戻れず立ち往生。
無理に割り込もうとすると、
- 『南の丸』から逃げようとする者
- 『本丸』を目指す者
- 事情が分からず『南の丸』に突入しようとする者
これらが狭い通路に入り乱れて大混乱、弓を持つ城兵にとっては恰好の的でしょうね。
等という事を考えながら城跡を散策しましたwww城好きアルアルですよね。
足助の街を一望できる本丸
本丸から足助の町並みを見下ろすことが出来ますが、周辺を通る道も重要です。
当時から尾張(名古屋周辺)と信濃(長野県)を結ぶ足助街道(国道153号)や、遠江(浜松市周辺)へと通じる鳳来寺道があり、正に交通の要衝ですね。
ちなみに、「なんでここにお城が有るの?」と聞かれた場合、「交通の要衝だからだね」と答えておけば、どこの城跡でも大抵正解ですwww
「オレ、城に詳しいんだぜ!」感を出したい人におススメですよ。(笑)
建物の内部まで再現されています。
建物の中に入ることも出来ます、スリッパが準備されていたので、使わせてもらいましょう。
囲炉裏に火が入っているように見えますが、電球でしたwww
本丸の高櫓は2階にも上がれます。階段が急なのは、戦国時代の建物なら何時もの事、現存天守を登っているつもりで登って下さい。
なお、復元されたトイレは資料なので使用禁止です。
自然も楽しめます。
『足助城』の情報
- 入城料:大人300円・高校生100円 中学生以下は無料(現金のみ)
- 駐車場:自動車50台(二輪用スペース有り)
- トイレ:城門前に一箇所のみ
- 営業時間 :午前9時~午後4時30分(入城は午後4時)
- 定休日: 木曜日(11月及び4月29日~5月5日を除く)
- 年末年始 :(12月25日から1月5日はお休み)